国際建設仲裁

建設法は、当事務所における主要な業務分野です。当事務所は、仲裁手続そのもののだけでなく、仲裁前交渉や調停段階において、国際建設やエンジニアリング紛争の取り扱い、および適切な戦略的アプローチの適用に関して多岐にわたる専門知識を有しています。

建設、エンジニアリングおよびインフラストラクチャに関する紛争の性質は、商事紛争とは異なります。建設プロジェクトおよび同プロジェクトから生じる紛争は常に複雑なものです。建設プロジェクトは、その期間中に変化し、多数の当事者との調整や全期間を通じて現地の規制基準の遵守が必要となります。多くの場合は、ファンディング、遂行、変更や遅延に関するクレームに加えて、技術上または設計上の問題が伴います。そのため、当事務所では、この分野の特殊な性質を理解した上で、紛争の解決にあたっています。

当事務所は、国際コンサルティング・エンジニア連盟 (FIDIC) などの業界モデルに基づくものを含む、紛争解決の条項や建設契約案、合弁事業契約、コンソーシアム契約および一括請負契約の草稿作成・見直しに関して、世界中のクライアントに対して定期的に助言を行っています。

建設紛争および国際仲裁、ならびにあらゆる形態での友好的な交渉において、国家機関や公共機関、オーナー、下請業者、サプライヤー、エンジニア、建築家、コンサルタントおよび開発業者に助言を提供し、その代理人を務めています。

スチュワート・シャックルトン弁護士は、ロンドン大学キングスカレッジにて建設法専攻で学位を取得し、複雑な国際建設紛争において、単独仲裁人、当事者選定の仲裁人そして仲裁廷の議長を務めています。

多くの場合は、現地の法律事務所から依頼を受けて、その事務所またはクライアントの社内法務チームと協力して業務にあたります。当事務所は、クレームの評価や複雑で文書量の多いケースに取り組む際に、支援を求めることができる建設専門家やプロフェッショナルのネットワークを構築しています。

代表的な取扱ケース

  • カタールの主要な建設石油・ガス建設プロジェクトから生じた国家機関に対する現地での紛争において、カタールの企業を代理。
  • アブダビの多目的タワーの建設プロジェクトから生じた紛争において、中東の建設多国籍企業を代理。
  • ドバイのタワービル二棟の建設から生じた紛争において、中東の企業を代理。
  • アラブ首長国連邦の最大規模級のショッピングモール内での建設に関連した紛争から生じたDIAC仲裁において、ドバイのグループを代理。
  •  アラブ首長国連邦での主要な不動産開発プロジェクトに対する契約から生じたDIAC仲裁において、雇用主に対立するアラブ首長国連邦の主要企業を代理。
  • ドバイの製造施設の建設プロジェクトから生じたアジアの下請業者に対する仲裁手続において、中東の出版社を代理。
  • 失敗に終わった東欧の主要なオフィスビル建設プロジェクトに関するアドホック仲裁合意(UNCITRAL規則)によって規定された紛争において、中国の多国籍企業を代理。
  • ドバイのタワーマンションの建設から生じた欧州の当事者に対するDIAC仲裁において、中東の建設会社を代理。
  • ペルシア湾岸国の大学建設から生じた現地のアドホック仲裁において、中東の建設会社を代理。
  • 道路建設工事から生じたLCIA仲裁において、英国の企業を代理。
  • アラブ首長国連邦にある工場の建設・操業ならびに失敗に終わった合弁事業に関するICC仲裁において、中東の企業を代理。
  • 主要な公共インフラストラクチャプロジェクトから生じた紛争における南米の国に対するICSID仲裁手続において、欧州の投資家コンソーシアムを代理。
  • 港湾施設の建設から生じたICC仲裁において、中東の国と対立して欧州の企業を代理。
  • インドに建設されたターンキー式の化学工場に関する、欧州の大手建設会社に対するLCIA仲裁において、インドの企業を代理。
  • 水力発電施設の建設から生じた欧州の国有機関に対するICC仲裁において、日本の企業を代理。
  • 軍事施設工事の調達契約から生じたドイツ企業に対するICC仲裁において、英国の設計・エンジニアリング会社を代理。
  • 北アフリカの電力発電所の建設に関するICC手続において、欧州の企業を代理。
  • 北アフリカ国家の建設・土地開発プロジェクトから生じたICSID手続において、中東の企業を代理。
  • 主要なショッピングモールの建設から生じたオーナーとのドバイでのアドホック仲裁において、アラブ首長国連邦の持ち株会社を代理。
  • ドバイにおける一連の建設プロジェクトの合弁事業から生じた欧州の企業に対するDIAC仲裁手続において、レバノンの企業を代理。